- 氏 名:福山 英朗 (ふくやま ひでお)
 - 生年月日:1955年8月13日
 - 出 身:三重県尾鷲市 鈴鹿市在住
 - 身 長:169cm
 - 体 重:65kg
 - 血 液 型:RH+A
 
Profile
    子供の頃からクルマが大好きで、小学校の卒業文集に「将来はレーサー」と書くほどであったが、この時の昭和42年当時にはそれほどレーサーがポピュラーな職業であった訳ではなく、まだまだ日本の自動車レースは黎明期の時代であった。そのような時代、両親の反対を押し切り、中学卒業とともに“自動車整備士”の職につき、いち早くクルマを学ぶことにする。地元の道路は全て峠道、山で腕を磨き21歳でモータースポーツの聖地である鈴鹿市へ移住した。
    1978年、入門フォーミュラ“FL-500”にデビューし、翌1979年にチャンピオンを獲得して『新人王』に輝く。 その後10年はフォーミュラ路線を歩み、「FL-500」から「F-3」、そして日本最高峰カテゴリーであった「F-3000」へとステップアップを果たす。また、1988年ごろからはツーリングカーにも挑戦し、これまでに全日本チャンピオンを3度獲得するが、中でも伝統的な長距離レースである鈴鹿1000KmではGTクラスで4連覇し、過酷な筑波12時間耐久では総合2連覇、また日本唯一の24時間レース、十勝24時間でも2連覇(通算3勝)を飾るなど、耐久レースにもその才能を発揮する。ル・マン(フランス)や、スパ・フランコルシャン(ベルギー)の24時間レースでも完走率は100%であり、その正確で緻密なドライビングに高い評価を得る。
    2000年から日本を代表するプライベートチーム、「チーム・タイサン」に移籍、全日本GT選手権GT300クラスに出走し、同年ドライバーズタイトル、チームタイトルを獲得する。また、同じく 同年のル・マン24時間レースでは、初出場の同チームにあって唯一のル・マン経験者としてエースドライバーを務め、チームを初出場・初勝利に導く快挙に貢献する。
    2002年には全日本GT選手権、スーパー耐久選手権に参戦するかたわら、NASCARウィンストンカップ・シリーズに日本人として歴史的な初参戦を果たし、メディアからの注目を集めた。さらに翌2003年には、シリーズ参戦を求め単身渡米し、挑戦を続けた。この東洋人初の挑戦は、その情熱的活動として現地アメリカでも伝説的な扱いとなっている。
    2004年以降、日本のレースシリーズに復帰し、「スーパーGT」や「ジャパン・ルマン・シリーズ」、「スーパー耐久シリーズ」などで活躍し、中でも2007年のジャパン・ルマン・シリーズにおいては、GT-2クラスの年間ランキング2位を獲得しているが、以降、TV解説者やドライビングレッスン、レーシングスクールなどの講師を務めながら、今も変わらぬ熱い走りを披露し、根強いファンを喜ばせている。
Career
| 年 度 | 出場クラス・レース | チーム・車種 | 概 要 | 
|---|---|---|---|
| 1978 | 鈴鹿シルバーカップレースシリーズ | FL500クラス | デビュー | 
| 1979 | 鈴鹿シルバーカップレースシリーズ | FL500クラス | シリーズ年間チャンピオン | 
| 1982〜1988 | 全日本F-3選手権シリーズ | F-3 | 年間ランキング最高位6位 | 
| 1988〜 | 全日本ツーリングカー選手権に出場開始 | Gr-A (BMW―M3) | |
| 1988 | ル・マン24時間レース初出場 | C-2クラス ADAフォード | クラス2位完走 | 
| 1991〜1992 | 全日本F3000シリーズ | ローラT90/50 、 ローラT92/50 | 最高位11位 | 
| 1992 | 全日本ツーリングカー選手権(Gr.-A) | スカイラインGT-R (ハセミスポーツ) | シリーズ年間チャンピオン | 
| 1993 | 全日本ツーリングカー選手権(Gr.-A) | スカイラインGT-R (ハセミスポーツ) | シリーズ年間5位 | 
| 1994〜1995 | 全日本GT選手権シリーズGT-500 | トヨタ・スープラ、スカイラインGT-R | |
| 1995 | ル・マン24時間レース | スカイラインGT-R(日産ワークス) | LMGT-1クラス5位完走 | 
| 1996 | N-1スーパー耐久シリーズ | スカイラインGT-R | シリーズ年間チャンピオン | 
| 1996 | 全日本GT選手権シリーズGT-500 | スカイラインGT-R(日産ワークス) | シリーズ年間6位 | 
| 1997 | 全日本GT選手権シリーズGT-300 | シルビアS-13 | シリーズ年間チャンピオン | 
| 1998〜2001 | インターナショナル鈴鹿1000kmGTクラス | シルビアS-13、ポルシェ996GT3-R | 4年連続優勝 | 
| 2000 | 全日本GT選手権シリーズGT-300 | ポルシェ996GT3-R | シリーズ年間チャンピオン | 
| 2000 | ル・マン24時間レース | ポルシェ996GT3-R | LMGT2クラス 優勝 | 
| 2001 | 全日本GT選手権シリーズGT-300 | ポルシェ996GT3-R | シリーズ年間6位 | 
| 2002 | 全日本GT選手権シリーズGT-300 | ポルシェ996GT3-R | シリーズ年間4位 | 
| 2002〜2003 | NASCAR最高峰、カップシリーズ参戦 | フォード・トーラス | 日本人初参戦 | 
| 2006〜2007 | 十勝24時間レース ST-2クラス | ランサー・エボリューション | 2年連続優勝 | 
| 2007 | ジャパン・ル・マン・シリーズ | ポルシェ997GT3-R | シリーズ年間2位 | 
| 2008 | スーパー耐久シリーズ 3クラス | フェアレディZ | |
| 2013 | スーパー耐久シリーズ 4クラス | アバルト695アセットコルセ | 参戦中 | 


